桂皮
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桂皮;神農本草経の上品に収載
[起源]
クスノキ科のケイおよびその他同属植物の樹皮を乾燥したもの。
現在日本市場品は広南桂皮,東興桂皮,ベトナム
などが主である。
[産地]
東興桂皮,甲南桂皮は中国南部,特に広東,広西省に産する。
ベトナム桂皮はベトナムに産する。
[薬理作用]
製油には腸蠕動運動亢進作用があり,駆風の効がある。
桂皮油の主成分で,動物実験を行うと,睡眠延長作用,体温効果作用,解熱作用,鎮静
作用の緩和な中枢抑制作用が認められた。
[薬効]
健胃,駆風,矯味,発汗,解熱,鎮痛薬として,中枢神経系の興奮を鎮静し,水分代謝
を調節し,体表の毒を去り,これを和解する作用があるから,頭痛,発熱,のぼせ,感
冒,身体疼痛などに応用する。

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