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麻黄
麻黄;神農本草経の中品に収載
[起源]
マオウ科のEphedra sinica STAPF,等の地上茎を乾燥したもの.
[産地]
E.sinicaは中国山東省に産する。E.equisetinaは内蒙古,E.distachyaは東北諸省〜
内蒙古に産し産量最大である。
[薬理作用]
マオウの水製エキスまたはエタノールエキスは感作モルモット肺切片に抗原を作用させ
て遊離するケミカルメヂエター量を抑制する。E.equisetinaはアドレナリン類似の交
感神経興奮作用を有し,散瞳作用,血圧上昇,発汗作用,等が認められる。ephedrine
が喘息に著効を示すのは,気管支筋を弛緩する作用があるからで,アドレナリンはその
作用が一過性で急激であるが,ephedrineはそれに反し作用が持続的で緩和である。自
汗も経口投与でも分解されず有効である。pseudoephedrineには腎臓血管を拡張し,利
尿作用がある。麻黄根の薬理について,その抽出物を動物に注射すると,ephedrineの
作用とは逆の,血圧降下,呼吸数増加,末梢血管拡張等の作用があると報告がある。
[薬効]
発汗,鎮咳,去痰薬として,皮膚の排せつ機能障害による呼吸困難,喘咳,悪寒,身体
疼痛,骨節痛,などに応用する。またかつて塩酸エフェドリン製造原料とされたがほと
んどが合成品である。             
              

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