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山梔子
山梔子;神農本草経の中品に収載
[起源]
アカネ科のコリンクチナシ,その他クチナシ,コクチナシ等の果実を乾燥したもの    
  多くの品変種があり果実の色や形で山梔子,紅梔子,黄梔子,水梔子等と称される.
山梔子は一般に丸手のもの,水梔子は長手のものである.
[産地]
中国(湖南,江西,セッコウ,福建,台湾省等に主産)
日本(香川,鹿児島県等,産量は少ない)
[薬利作用]
山梔子の水製又はエタノールエキスは総胆管結きゅう家兎の血中及び末梢リンパ中のビ
リルビン上昇を抑制する.又煎液あるいはエタノールエキスは猫,家兎,ラットに対し
血圧降下作用を示す.マウスに山梔子の煎液経口投与すると緩和な瀉下作用が認められ
,その主体はgeniposideである。          
[薬効]
消炎,止血,利胆,解熱,鎮静薬として,充血又は炎症による心煩を主治し,吐血,血
尿,充血,黄疸等に応用する。また,粉末を黄柏末等と混和して酢でねり打撲傷に貼付
外用する。
          

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