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芍薬/『神農本草経』の中品に収載 [基源]ボタン科のシャクヤクの根を乾燥または蒸乾したもの [産地]中国(内蒙古、セッコウ、河北、四川等の各省)、日本(奈良、北海道、長野、島根 、静岡等の各県に栽培) [薬理作用]芍薬の水エキスは家兎の胃運動及び摘出腸管の緊張上昇、振幅増大をもたら しエタノールエキス(主成分は配糖体)は家兎の生体腸管運動亢進、モルモットの摘出 腸管運動抑制、マウスの摘出子宮運動を低濃度で亢進、高濃度で抑制、モルモットも気 管支拡張等の作用を示す。主成分であるpaeoniflorinには鎮痛、鎮静、鎮痙、抗炎症、 抗ストレス潰瘍、血圧降下、血管拡張、平滑筋弛緩作用等が報告されている。 [薬効]収斂、緩和、鎮痙、鎮痛薬。筋肉ことに直腹筋の痙攣を緩和し腹痛、腹満、身体 手足の疼痛、下痢等に用いる。
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