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【食生活を変えませんか】

アトピ−性皮膚炎や花粉症を初めとするアレルギー性疾患がここ20年で急増してきました。その原因の一つに食生活の変化が大きく関与しているといわれています。

昭和40年代から食品添加物が多用されるようになり、また動物性蛋白質(卵、牛乳、豚肉など)を多く摂るようになりました。これらの食生活の変化の一つに脂肪分も大きく関与していると思われます。特に最近問題になているのはリノール酸の摂り過ぎです。

 現在、脂肪については

1動物性脂肪(肉、牛乳、卵、砂糖など)
2植物性脂肪(紅花油、月見草油、コーン油など:リノール酸系列という)
3魚介類の脂肪(イワシ、サンマ、マグロ、シソ油などαリノレン酸系列)

 の三種類に大きく分けられます。リノール酸はコレステロールを低下させる

作用があるといわれ、健康食品のように考えられ、紅花油が市場に出回ってい

ます。また家庭での料理が炒めものや揚げ物が中心になり、さらにスナック菓

子や、ファーストフード(ハンバーガーやフライドチキンなど)が増え、植物

油の使用量が急激に食生活の中で増加しており、リノール酸の摂取比はαリノ

レン酸の6倍以上となっています。

 しかし、最近、リノール酸のとりすぎが問題となる病気がいくつか報告され

るようになりました。動物実験ではリノール酸の豊富な食事をすすめるとアレ

ルギー疾患が起こりやすくなるという報告(リノール酸は体のなかで代謝され

てロイコトリエンの4系列になります。ロイコトリエンの4系列はアレルギー

反応の場で悪さをします。)が出ました。特に皮膚の湿疹が出やすくなります。

さらに、リノール酸を中心にした食事を与えたネズミとαリノレン酸を中心と

した食事を与えたネズミの比較では、記憶力や学習能力に明らかな差が出る

いう報告もみられます。逆にαリノレン酸の豊富な食事を与えると皮膚がきれ

いになり、アレルギー疾患も減少しました。αリノレン酸は代謝されてEPA

(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)になります。特にDHAは胎児や

新生児の脳細胞の発達には欠かせないものであり、老人のボケ予防にも効果が

あることが解ってきました。

リノール酸が全て悪いわけではありませんが、αリノレン酸をもっと増やし、

出来ればリノール酸とαリノレン酸との比を1:1にする必要があると思われます。

 これらの結果から現在の食生活を変える必要があると思われます。現在、世

界的にみて、最も健康によい食事とは日本人が昭和40年代に食べていた、魚

介類が多く、食品添加物の無い食事が理想的といわれています。今、米国では

スシバーで魚を食べることが評判になっています。さらに肉料理はテリヤキと

いって網焼きにし、醤油で食べるのが流行中です。これらは健康上の理由から

評価されています。

【αリノレン酸を増やす食生活】

具体的な食事について説明します。

 

1. 揚げ物、炒め物を減らし(植物性油はリノール酸を多く含んでいます。や

むを得ず油を使用するときはαリノレン酸の多く含んだシソ油を使いましょう)蒸す、焼く、

煮る料理を増やしましょう。

 

2. 料理は網焼きにしましょう(網焼きにしますと油が減ります)。肉は脂

身の少ないところを選ぶのが秘訣です。

 

3. 市販のドレッシングは使わないようにしましょう(ドレッシングには植物

油が使われています。必要ならシソ油で作りましょう)。野菜は根菜類を多め

にとり、サラダよりも煮て食べると沢山食べられます。

 

4 マヨネーズも避けましょう。マーガリンはバターに変えましょう(バター

も油が多いのであまり奬められませんが、マーガリンはリノール酸を追加して

作られていますのでそれよりはよいと思います)。時間があれば家庭で美味し

いジャムを作り、それでパンを食べるのも一案でしょう。

 

5. シソ油を料理に加える工夫をしましょう。(炒めもの、ドレッシングはシ

ソ油で行って下さい。シソ油は魚臭い匂いがしますが、すぐに慣れます)

 

6. を多く摂りましょう(αリノレン酸系列〔DHA含〕は魚の油分に多く

含まれています。イワシ、サバ、マグロ(脂身)、ブリ等にEPAやDHAが

多い、食べ方は生か、焼いて。養殖のハマチは色々添加物が使われていますの

で注意して下さい。干物は油が酸化する可能性があり、過酸化脂質が問題にな

ることがあります。)

 

7. 海草(昆布、ひじき、海苔、わかめ)などを毎日食べましょう。海草の中

にもαリノレン酸が含まれています。世界で最も長寿が多いところは沖縄だと

いわれています。沖縄の人は世界で最も沢山昆布を食べています。

 

8. スナック菓子、缶ジュース類、砂糖、ファーストフード>は避けましょう。

これらのものは糖分が多く、カロリーだけが多いので、体にはあまりよくあり

ません。

 

9. 食品添加物は種類によってアレルギーを引き起こす他、発癌性などの問題

もあります。できれば添加物が入ってない方がよいでしょう。

 

できれば実行したい実践事項です。これであなたもアレルギーから開放されます。

 

1.毎日 キャベツの葉を二枚食べてみてください。

2.30分から40分ぐらい次の脈拍を維持して軽い負荷ののかかった

早足の散歩(あるいは軽いジョギングをしてください。)

理想の負荷のかかった脈拍というのは、=130−年齢/2

であらわされる心拍数をいいます。

 

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