エネマグラの概略
これは、本来前立腺のマッサージをセルフでできないものかとアメリカの泌尿器の医師が
考えたのが発端でして前立腺肥大症の物理療法としてFDAにも登録申請中とのことです。
ところがこの器具の使用者には70%の方から本来の治療目的の他にドライオルガスムスと
いわれる射精を伴わない本来男性には無縁とも思われる快感が獲られる事が偶然わかった
のです。
解剖学(神経)から見たエネマグラ
エネマグラの誘発作用(ドライオルガスムス)と神経
このエネマグラのくちばしのところにあたるのが精索と呼ばれる陰部神経の束を刺激します。
またこの部分は、内陰部動脈 → 陰茎、尿道の走行部でもあります。勃起不全とは多いに
関係があります。またこの刺激部位である会陰にある後陰茎神経は女性のヴァギナや大小陰唇
に分布する後陰唇神経と男女で置き換わる神経です。この神経への直接の刺激が女性的ドライ
オルガスムスを誘発する上でたいへん重要です。
資料
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陰部神経 N.pudendus
1.走行
陰部神経叢の最大の枝である。
内陰部動脈とともに梨状筋下孔から大坐骨孔を出て、坐骨棘を廻り、小坐
骨孔を通って坐骨直腸窩の坐骨結節に接した部分に達する。
2.枝
@下直腸神経 Nn.rectales inferiores(肛門神経 Nn.anales)
肛門周囲の皮膚及び外肛門括約筋に至る
A会陰神経 Nn.perineales
会陰の皮膚および筋に分布した後、陰唇または陰嚢の後部に分布 する
後陰唇神経 Nn.labiales posteriores
後陰茎神経 Nn.scrotales posteriores
となる
B陰核背神経 N.dorsalis clitoridis
陰茎背神経 N.dorsalis penis
同名血管とともに走り尿生殖隔膜に分布した後、これを貫いて 陰核
または陰茎背面に達し、陰核亀頭or陰茎・包皮・尿道粘膜などに分布
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エネマグラを動かすの唯一の随意筋である外肛門括約筋もまた陰部神経の
枝である下直腸神経の支配下にあります。
★エネマグラによるドライオルガスムス誘発の為の神経支配からの考察
B陰茎背神経 N.dorsalis penis の刺激を抑制する。 ×
@下直腸神経→外肛門括約筋 収縮 ○
A会陰神経 Nn.perineales 会陰部位 刺激する ○
またエネマグラ刺激に神経系の連動モデルとしては
外肛門括約筋収縮(下直腸神経)→精索と呼ばれる(陰部神経)の束を刺激
→ 会陰部位刺激(会陰神経)
というように3ヶ所の独立した神経を一連の動きの中で刺激しつつ
乳首を刺激する事でペニス周辺の陰茎背神経からの開放が女性の
ヴァギナからのオルガスムスによく似たドライオルガスムスを体感
できるものと結論致します。
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