鮫軟骨|健康ニュースNo.02
健康ニュースNo.1 「ガン」増殖に必要な血管を抑制する!!新生血管阻害物質 〜ガンの克服が世界の人々の悲願であるならば、「サメの軟骨」を一人でも多くのガン患 者方に知らしめる必要がある〜 先日このような見出しのレポートが当研究会にFAXされてきた。発信元は米国の Dr.レーンである。このメッセージの意味するものはただ一つ「ガン治療の決め 手はサメの軟骨だ」ということである。その内容の続きをここで紹介してみる。 ガン治療の決め手はサメの軟骨だ! 〜21世紀が新たな時代の幕開けになるならば、当然医療も進歩しなければならない。その場合の進歩とは、技術革新という意味合いも含まれるが、本当の進歩とは「良いものには率直に目を向けていく」ということではないだろうか。このことが変わらない限り医療界に新たな時代はないといえる。数十年まえの医療レベルを教育過程として学び、埃をかぶった古い知識に固執する体制を変えない限りは・・・。 ここ数年、患者は、特にガン患者のガンと向き合う姿勢は確実に変わってきている。それは、病院の治療だけに頼るのではなく、自分で良い治療法を探す傾向にある、ということだ。私の開発した「サメの軟骨」の愛用者は世界中にいる。米国ではFDA(食品医薬品局)をはじめ、数々の病院で使用されているが世界の医療現場を覗いてみると、その数はまだわずかである。だが、愛用者は世界中にいる。頭の固い医師は認めようとしなくてもガン患者には認知されている証である。 抗ガン剤と違ってサメ軟骨は副作用がないことが患者に親しまれ、多くの方々のサメの軟骨でのガン克服事実が新たな患者にガン患者に勇気を与え続けているにも係わらず、その事実を目の当たりにしてきた多くの医師は口に指を突っ込んでいるだけであった。しかし昨今、サメ軟骨の「新生血管抑制」という抗ガン作用が、ようやく医学界で新たなガンの治療法として着目されてきた。 サメの軟骨の抗ガン作用を誰よりも早く研究してきた私の成果を患者だけではなく、各国の医学界が認めようとしているのだ。医学の先端をいく米国では、「新生血管抑制」というガンの治療法が、他の研究者からもその有効性が発表され続けている。「新生血管」とは読んで字の如く、新しい血管が生まれる、ということである。この新しい血管はガンの成長には不可欠なもので新しく生まれようとする血管の形成を制御させるのが「サメ軟骨」の抗ガン作用である。まずはこの治療について説明をしてみよう。
新生血管制御とは 最近国内・外の医学界が最大に関心をもっているのが「新生血管抑制治療」である。ガン細胞は一定の大きさになると、ガン細胞独自に栄養・酸素を補給し成長をしていき、最近の研究で解明された。このメカニズムは・・・ ガン細胞は特殊なシグナル(ホルモン)を近くの血管(正常血管)に送り、受信した血管は新たな血管(新生血管)をガン細胞に向けて送りこむ(生態反応)、そしてガン細胞はこれらの新生血管より充分な栄養・酸素を補給し成長を続けていくメカニズムが解明出来たのである。 新生血管制御とは、ガン細胞に送り込む新生血管を抑制することにより、ガン細胞に栄養を与えないことで衰弱・壊死させようとするのである。 この研究は米国を初めとし、日本でも多くの大学の研究所がさかんに研究をしている。 私は1970年後半からすでにその研究をしており、サメの軟骨に新生血管を抑制するタンパク質が大量に含まれていることを発見した。その後、1982年に世界に向けて発表をした。
サメ軟骨の有効性 新生血管抑制物質は現在、急速に研究が進められている分野の1つである。しかし今もって「サメ軟骨」以外に商品化されないのは、副作用の問題からである。サメ軟骨はこれまで数々の動物実験や治験・臨床で素晴らしい成果を獲得し、FDA(日本の厚生省にあたる機関)のガンの臨床新薬としても承認されている。 Dr.フォークマンの新薬の場合、NCI(米国国立ガン研究所)で再度動物実験を行った後にようやく実際の患者を対象とした臨床試験に入ることができる。海洋研究所のスクアラミンの場合は、主だった学会や機関での動物実験の成果発表は見当たらず、いま行われている臨床試験も経過観察という段階である。 新生血管抑制の効果について、サメ軟骨はこれらと比べ先行しているだけではなく、自然物質100%という副作用の心配がない点でも優れているのである。
新生血管の抑制に多大な注目 新生血管抑制物質を探すには、当然ガンの成長メカニズムを解明する必要があった。いまでこそ、ガンが成長する過程で血管新生という活動は明確にされているが、その過程はミステリアスそのもので、1つ1つ謎を解明する研究という作業が必要であった。私はそのガンの成長過程に注目すると同時に、それに即応した治療法の研究開発に携わり、その結果、今日多くのガン患者に愛用されている「サメ軟骨製剤」を開発したのである。 では何故、サメの軟骨をはじめとする新生血管抑制療法がこれほどまでにも注目されているのか。その答えは簡単である。これまでの三大療法(外科的手術、放射線、化学療法)は全てガン細胞のみに眼を向けられていた。例え、これらの療法でガン細胞を摘出しても、焼き殺しても、化学的に処理しても、微細なガン細胞がまだ体内に残っていたり、再発したりすれば再び増殖・転移の恐れがあり、ガンを根絶させる根本的な解決とは言えないからである。また同時に身体にメスを入れる、放射線を照てる、化学物質を投与する、というリスクも背負ってしまう。 一方、新生血管抑制療法は、これらの治療法のようにガン細胞のみに眼を向けたものではない。 正常細胞が突然変異し発症していくガンは別名「新生悪生物」と呼称される生き物なのである。さらに都合の悪いことにこの厄介な生き物は正常細胞と違い、無限に成長しつづけようとするのである。成長することには非常に貧欲で、血液や酸素といった栄養分を補給するために周りにお金(新生血管因子)をばらまき(放出)、食料を運ぶために新しい血管(新生血管)を、無数に引っ張り込むのである。この新生血管は栄養を補給するだけではなく、老廃物を放出する役目もなす。 分裂・増殖を繰り返し、周りの正常細胞を侵食しガンは肥大していき、やがて腫瘍と言われるまでに成長すると、新生血管を通ってガン自らが転移していく。ならば、ガンに栄養を与えなければ、ガン細胞を壊死させることができる。この理論を実践したのが、「新生血管抑制療法」なのである。いわゆるガンの長所(人間から見れば短所)である貧欲な成長を逆手取り、無限にガンを成長させずに兵糧攻めし、栄養を与えないことでガン細胞を衰弱・壊死させる。この治療法に取り組んでいる世界の研究者の発表をみてみる。
Dr.フォークマンの発表 昨今、「ニュヘヨーク・タイムズ」がDr.フォークマンの研究を一面で報じたことを発端に、そのニュースはまたたく間に世界中に発信された。その内容とは「米国ボストン小児病院に所属するDr.フォークマンのチームがマウスを使った動物病院でアンジオスタチンとエンドスタチンという二つのたんぱく質を投与することによって、さまざまなガンを完全に消滅させることに成功した。」というものだ。 Dr.フォークマンが実験に使用したアンジオスタチンとエンドスタチンは、人体のたんぱく質にごく少量含まれるもので、化学的に再現したものである。マスコミはこれに"新薬"と名づけ報道した。それは、この発見が今後のガンの治療に光明をもたらすことを悲願した表れであろう。 実際、動物実験の内容には私も驚嘆した。悪性腫瘍(ガン)のマウスに新薬を注射したところ、わずか25日で人間なら1Kg近い重さにあたる悪性腫瘍が完全に消滅した、というからだ。しかし、いくら血管の形成を阻害するものだけを投与したからといって、これだけ短期間にこれだけのサイズの腫瘍を消滅させるということは、言い換えればこの新薬にはかなり強い化学物質が含まれているとも言える。その点をクリアすれば、夢の新薬の誕生と成りうる可能性を十分に秘めている。
海岸研究所の発表 生物資源研究の最先端をいき、これまで2600を越える生物の研究を行ってきたハーバードブランチ海岸研究所(米国・フロリダ州)の抗ガン研究が日本のNHKで放送されたのは、昨年11月のことである。同研究所では世界各地の海洋生物の研究を行っているが、その中で副作用の少ない抗ガン剤として最も注目している生物が"サメ"である。私の著書『サメの軟骨がガンを治す』にもあるように、サメがガンにかからない、ということから同研究所のサメの抗ガン研究はスタートした。当然、私が十数年前にサメの研究に取り組んでいたときには、同研究所はサメに見向きもしなかった。 それが昨年、同研究ではサメの臓器全てを調べ、その結果、肝臓から強い殺菌能力と抗ガン作用を持つ新しい物質「スクアラミン」を発見した、というのだ。NHKがとりあげたスクアラミンの作用とは「ガン細胞が新しい血管をつくるために新生血管因子を放出しても、スクアラミンがその作用を抑え、ガン細胞を兵糧攻めする」というものである。スクアラミンは現在、サンアントニオがん研究センター(米国・テキサス州)で、ガン患者26人に対し臨床試験を行っているが、その結果はまだ発表されていない。いずれにしても、予期せぬ副作用がないか、ということが焦点になっていることは間違いない。 Dr.フォークマンの新薬にしろ、海洋研究所のスクアラミンにしろ、いずれも共通していることは、ガン細胞がつくり出す新生血管の形成を抑制させる"物質"に、着目しているということである。これは私が長い研究期間を経て開発した「サメの軟骨」と着眼点は同じものである。それが「新生血管抑制物質」である。
血管の入れ替えを防ぐ"サメの軟骨" 新生血管の抑制によって、ガンがそれ以上増殖しないことは先に述べた通りである。しかし、サメ軟骨に含まれる新生血管抑制物質(タンパク質の種類)によって、すでにできている腫瘍がどのように退縮するのだろうか。この答えは、ガンの引っ張り込んだ新生血管は正常の血管と比べものにならないくらい、非常にもろいという事実にある。正常な血管は血管壁が三層構造となっているが新生血管の血管壁は一層しかない。 そのため、ガンのつくり出した新生血管は消滅し、常にまた新たな血管が再生され、入れ替わっているのである。サメ軟骨に含まれている新生血管抑制物質は、この入れ替わるべき血管の新生を防ぐのである。その後、栄養の補給ができなくなったガン細胞は生育機能が止められ、増殖することができなくなる。また、転移しようにもその経路が遮断されているため、転移することもできなくなるのだ。
年間60万人(米国)もの死者を出す ガンに立ち向かう!!! サメの軟骨の誕生 私はサメの軟骨製剤の商品化に成功した。しかし、ここからが本当の闘いでもあった。商品化に成功したことにおごらず、さらに研究を続けていった。どんな薬も治療法もそうだが100%疾患を完治させるものはない。これまでの動物実験や治験でも100%完治は診られていない。そうなると後は少しでも腫瘍の縮小率や奏効率を高めていくことが課題となる。92年以降も治験や臨床を繰り返したのは、少しでもグレードを上げるためでもあった。結果94年にサメの軟骨に含まれるたんぱく質の有効成分を20〜30%アップさせた「サメの軟骨」を開発するに至った。 [サメの軟骨製剤誕生の足掛かり] サメの軟骨製剤を開発して十年が経過しようとしている。試行錯誤を繰り返していた、1980年代にウサギやマウスを使った動物実験で、サメの軟骨の有効性に確信を得た私は、多くの研究者に語りかけ、医師たちともネットワークを作ることを心掛けた。医師たちの中には私の研究レポートを読んだ後、現代の医学が効果を発揮できずにいる領域に、サメの軟骨が利用できる可能性のあることを理解してくれた。 80年代後半、理解を示してくれた医師はサメの軟骨のテスト製剤を、自分の患者に新しい治療法として施しはじめた。しかし、実験データーがわずかしかないものを治療に使うということは患者を実験台にすることを意味し、同意をしてくださった患者は手の施しようのない末期の方が中心であった。 コスタリカ(南米)の社会補償病院では末期の胃ガン患者に手術不可能ということでサメの軟骨製剤を投与した。腫瘍がグレープフルーツ大もあることから医師はどんな療法をして施しても治る見込みはないと、判断していた。しかし、腫瘍は一ヶ月後には成長が見られなくなっていた。継続して、サメの軟骨を与え続けると、六ヶ月後にはグレープフルーツ大だった腫瘍がクルミサイズへと縮小した。患者は食欲も戻り、やがて身体も動けるようになって普通の生活に戻った。 サメの軟骨への情熱とこのような素晴らしい結果とをもって、私は様々な医師を訪問すると同時に、一人でも多くのガン患者に提供できるよう、商品化することを視野に入れた。1991年、メキシコのコントレラス病院でガン患者十人に対し、治療実験の許可を得た。一人は実験から脱落し、一人は早くに亡くなったため、実際は八人の患者で行った。八人の患者は、全て末期と診断されていた方ばかりだった。しかし、数ヶ月の間のうち七人に30%〜70%の腫瘍の縮小が診られた。これはサメの軟骨療法(当時はそう呼んでいた)だけを施した結果であった。 メキシコではDr.ザンツが行った治療実験の結果も、驚嘆に値するものであった。乳癌の末期ガン患者八人に、一日30〜60gのサメの軟骨を経口で与えた。三ヶ月の間に全ての患者の腫瘍が退縮した。何人かの患者の腫瘍を調べたところ、その内部がピンク色から灰色に変色していて、壊死の徴候を示していた。三例では腫瘍はゼラチン質のカプセルに包まれていたようになっていた。他の二例では胸部にくっついていた腫瘍が、そこから切り離されてふらふらと動いていた。Dr.ザンツは「胸部にあった腫瘍がそこから離されるということはごくまれで普通は離れずに胸の骨に食い込んでいくものだ」と驚きを隠せなかった。 次にもつと具体的な驚く物語を紹介しよう。
そして奇跡ははじまった ジョー.カーライトの例 私は病院の研究所担当の医療技術者でした。数百名の医師を知っており、毎日彼らと仕事をしていました。1993年2月、右足のひざのこぶに気づきました。そのこぶがあったぐらいで、痛いこともなかったし、仕事やほかののどんな活動も中断せざるをえないようなこともありませんでした。ですから、そのこぶのことは無視していたんです。私は60歳、健康で、忙しく、活発でした。人生を楽しみ、自分の人生にとても満足していました。 ところが、そのこぶがひざから鼠径部へと急速に広がっていたのです。すぐに病院の医師たちのところに行き、あらゆる検査を受けました。ガン(筋肉と骨につく柔組織肉腫)と知ったとき、私はわが身を医師の手にゆだねました。個人的に医師たちを知っており、また医学が与え得る最良の治療を受けることができると知っていましたから。彼らは私の面倒をよく見てくれました。そして勤勉でした。彼らは、マヨ・クリニック、クリーブランド・クリニック、スローン・ケッターリング、アンダーソン医学博士など国中の一流のガン・センターと協議してくれました。彼らは皆、病気の経過の展望と私の医師たちが勧める治療法に同意しました。 1993年5月、私は非常に過激な手術"骨盤半分の切除"を受けました。すなわち、私の体の右後半身全部の切除です。私は30日間入院し、化学療法をまだ受けていました。とても痛かったのですがまだ希望はありました。でも8月には、まだ化学療法を受けていたにもかかわらず、腫瘍が2つもできました。今度は医師たちは私に放射線療法を始めました。それでも何らよい結果を得ることができませんでした。医師たちはついに、自分たちにできることはもう何もないと言いました。私は死ぬだろうと。私の命は、あと2ヶ月〜4ヶ月、長くてもせいぜい3ヶ月〜6ヶ月だと言いました。希望を与えてはくれませんでした。私は自宅に戻り身辺を整理し、私名義の投資を妻の名義に変更し、葬儀の手はずを整え、死への準備をしました。 最後の放射線療法と化学療法から1ヶ月後の1993年10月、大量の(顆粒状の)サメの軟骨(固定浣腸器により1日100g)の投与を始めました。余々に気分がよくなっていきました。1日20時間ベッドにいました。あまりにも弱っていて起きることができなかったのです。1994年8月までには、朝8時ころにはベッドから起きて午後11時ごろまで起きていました。定期的なCTスキャンを撮りに行ったとき、医師たちは驚いて「何をしているんだい?」と尋ねました。「腫瘍が半分に縮小したよ!」 彼らはもう1度手術することについて話し始めました。でも、今度は拒否しました。実際、とても気分がよく、妻とともにフロリダに休暇へ行ったのです。4月に戻ってきてから、私は次のCTスキャンを撮りに行きました。今度は数人の医師たちが私の回りに集まってきました。きっと悪い知らせに違いないと思いました。「まだサメの軟骨を服用しているんですか?」彼らは知りたがりました。「ええ、それにビタミンと妻が採ってきたハーブも」。「さて、キミが何をしようがガンはもうなくなってしまったよ」。私はものも言えないほどびっくりし、興奮しました。気持ちを鎮め、神様に感謝するためにしばらく座っていなければなりませんでした。車を運転して家に帰れる状態ではありませんでした。妻と私は喜びと感謝の涙を流しました。
FDAの承認(アメリカ食品医薬品局) FDA、つまり米国政府の食品医薬品局は、どこの国でも見られるように自然の物質には好意的ではない。化学的に純粋なかたちにできないものの研究は、自動的に問題外とされる。だが、このような科学的に再現された産物はしばしば毒性や副作用を持ち、使用者にとって大きなリスクを伴う。通常製薬会社などの企業は、FDAの認可を得るために多額の資金を使わねばならず、それには最長で20年もの年月と、平均で250億円お金が必要だと、米国の調査機関は指摘している。 このような体制をとり続けていたFDAが93年、私の開発したサメの軟骨製剤を研究用新薬として承認した。サメの軟骨100%という自然物質だけでつくられたものをFDAが承認した前例はなく、またお金の力以外でFDAが私の開発品に目を向けたのは、前年のキューバでの偉業や、メキシコなどでの治験成果からである。このような公平な目もFDAが持ち合わせていたことに私は大いに感謝した。 翌94年にはガンの臨床試験薬としての認可が下り、FDAでの臨床試験はスタートし、現在も順調な経過をみせている。(注意・FDAが承認したものはサメの軟骨製剤全てに対してではなく、私が開発したサメ軟骨製剤のみである)